フライトを心から楽しんでいただくために快適な客室を準備する。

決められた時間内に機内を隅々まで清掃、
機用品もすべて搭載。

羽田空港に到着した航空機の客室を隅々まで清掃、機用品をもれなく補充し、再びお客様をお迎えできるように整えるのが客室サービス業務の役割です。実際に機内で業務にあたるのはパートナー会社の熟練したスタッフですが、私は、倉庫内での機用品の在庫確認や不足しているものの発注、さらに清掃完了時のチェックなどを行っています。現在私は、国際線担当として、毎日約20機を受け入れ、そして送り出しています。
国際線と国内線ではフライト時間が大きく異なります。欧州路線便などは、少なくとも12時間は地上に降りることができません。食事の回数も多く、搭載する機用品の種類や量も非常に多くなります。ところが、到着した航空機は、短いものではわずか2時間で再び羽田を離陸します。限られた時間内に所定の準備が終わらなければ、スケジュール通りの運航に支障をきたしかねません。もし小さなゴミ一つでも見落としてしまえば、旅をするお客様の弾んだ気持ちに水を差すことになってしまいます。慎重で周到な準備を、一機ごとにしておかなければなりません。

航空機の到着遅れや使用機材の変更に対応し
新たな運航計画の実現をサポート。

航空機は鉄道と異なり、天候などの影響で到着時間が大きく遅れることがあります。特に国際線では、出発地の天候や社会情勢などにより、数時間の遅れがでることも決して珍しくありません。そうなると、予定していた清掃時間が他の航空機と重なってしまうということが起こります。さらに、航空機の運航をコントロールしている部署から、「ある便が非常に遅れるので、到着済みの別の航空機をそちらに振り向けたい」という方針が示されることもあります。そうなれば、最優先でその航空機の清掃を済ませなければなりません。当然、行き先の変更によって搭載すべき機用品も変わり、改めて準備とそのチェックも必要になります。清掃チームの当日のタイムテーブルを大急ぎで組み替え、新たな運航計画が実現できるように客室サービス業務としても最大限の力を発揮することが求められます。しかし、どうやりくりしても清掃チームの作業時間が足りないということがあります。その時は、運航全般を統括する部署に、10分でも時間がもらえるように交渉することも必要になります。こうして、業務にあたるパートナー会社のスタッフとともに迅速に所定の工程を終え、無事お客様を乗せた航空機が離陸していくのを見送ることができたときは、大きな達成感に包まれます。

これからの目標

客室サービス業務のプロとしてもっと成長したい。

客室サービス業務は清掃だけと思われがちですが、とても奥の深い仕事だと感じています。たとえば国際線で全席に用意するブランケットや枕も、ただ座席に置いただけのものと、意識して丁寧に並べたものでは機内の“景色”が違います。機内に入ったお客様はきっと、その雰囲気を感じ取ってくださると思いますし、客室業務に就く乗務員も気持ちよく仕事ができるのではないでしょうか。客室サービス業務のプロとして、できることはまだまだある。もっと成長したいと思っています。

プライベートショット

プライベートショット
人影のまばらな休日のオフィス街を散歩。

散歩が好きです。2時間くらいはてくてく歩きます。シフト勤務なので、土日に休みがぶつかることもありますが、人混みが嫌いなので、そのときはあえて都心のオフィス街に出かけます。意外なところに史蹟の案内板があったりすると、立ち止まってじっくり読んだり。目的もなく、行き先も定めず、ぶらりと散歩をする。それが好きです。