安全を最大の使命に、お客様の送迎など空港内のバス輸送を担う。

拡張を続け、ますます重要になるバスによる送迎業務。

羽田空港は大田区の総面積の約3割を占めるほど広大な敷地を持つ空港です。そこで敷地内の移動手段として欠かせないのがバス輸送。お客様を航空機までご案内する場合や、その他、さまざまな目的でバス輸送が活躍しており、送迎サービス課に所属する約90名の運転士が、交代制で24時間、その業務に就いています。私もその運転士の一人で、すでに20年以上の経験を積んできました。 空港内でのバスによる輸送は、オープンスポットに止まった航空機とターミナルを結んでお客様を送迎する場合の他、同じくオープンスポットに駐機している航空機へのVIPのお客様の送迎、さらに国際線ターミナルと国内線ターミナルの間を循環して、乗り継ぎのお客様にご利用いただくものなどがあります。空港敷地内には、一般の自動車や二輪車、歩行者などの姿があるわけではありませんが、巨大な航空機はもちろん、貨物運搬用のトラクターや給油作業車など、非常に多くの種類の車が走り回り、また、航空機周辺ではグランドハンドリング担当者がそれぞれの業務に就いています。接触事故はもちろん、急ブレーキによるバス車内での転倒事故なども決して起こしてはいけません。安全を最大の目標に、慎重の上にも慎重な運転を心がけています。

一人ひとりの工夫で、お客様への心配りや
サービスの向上に努める。

送迎サービス課に所属する運転士は大型2種免許を所持し、さらに空港内を走行するために必要な訓練を受けたベテランばかりです。私自身、大型2種に加え、大型特殊やけん引の免許も所持しています。また国が定めた運行管理に関する資格所持者を適切に配置し、安全な輸送を計画し実施する体制を取っており、私もその資格所持者の一人として、運転だけでなく運転者の管理についても責任を持っています。
こうした安全への徹底した取り組みの上に、さらに運転者に求められるのは、お客様へのさまざまな配慮です。マニュアルには表されてはいませんが、各自がお客様の立場に立って、工夫したサービスを行っています。たとえば私は、空港ビルからオープンスポットにお客様をお送りする際、バスに掲示がない場合は必ず「このバスは、○○行きの飛行機へご案内します」とお知らせしています。不安を感じていらっしゃるお客様もいらっしゃるからです。また、国際-国内のシャトルバスを運転するときは、「あちらにスカイツリーが見えています」「こちらが東京タワーです」といったご案内をすることもあります。海外からみえたお客様などは、歓声をあげて喜んでくださいます。

これからの目標

短い時間のコミュニケーションでも、できる限りのおもてなしを。

バスによる送迎は、時間にすればとても短いです。その間、最も必要なことは、安全に、滞りなくその任務を終えることです。しかし、もしそれに加えることができるのであれば、お客様が滞在する空港と航空機の旅を、私の持ち場なりにさらに楽しいものにすることではないでしょうか。サービスにあらかじめ決まった形はありません。ご利用いただいたことへの感謝の心で、できる限りのおもてなしをしていきたいと思っています。

プライベートショット

プライベートショット
オフは完全に切り替え。
海に出て釣りを楽しみます。

日頃の仕事が、大きな緊張感を伴うものなので、オフタイムは完全に切り替えるようにしています。好きな海釣りは、その点でうってつけです。少なくとも年に4回くらいは、出かけるようにしており、先日は三浦半島の剣崎というところから同僚を誘って小さな船を出しました。そして久々に45cmの真鯛を釣り上げました。やった!